植物名 | チャノキ(茶の木) |
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学名 | Camellia sinensis |
科名 | ツバキ科 |
形態 | 常緑低木 |
主な原産地 | 中国南部、東南アジア |
主な成分 | カテキン、カフェイン、ビタミンC、テアニン |
お茶は、世界中で最も親しまれている飲み物の一つです。「茶エキス」は、ツバキ科の植物であるチャノキの葉から抽出され、シミ・シワを防ぐ抗酸化作用やニキビを予防する抗菌作用があるカテキン、肌の血行を促進してなめらかな肌へと導くカフェイン、肌のコンディションを整えるビタミンCなどが豊富に含まれています。
お茶の歴史は非常に古く、紀元前2700年頃の中国で、神農(しんのう)が薬草として発見したという伝説が残っています。
日本では、平安時代初期に遣唐使が中国から茶の種子を持ち帰ったことが始まりとされ、鎌倉時代には栄西(えいさい)が『喫茶養生記』を著し、お茶が心身の健康に役立つことを広めました。この頃から、お茶は禅宗とともに広まり、武士や貴族のたしなみとして発展。茶道という独特の文化を形成しました。
また、お茶は飲用だけでなく、その肌への効能も古くから認識されており、中国の伝統医学では、お茶の煎じ液を外用して炎症や傷を癒したり、日本でも茶風呂や茶洗顔といった民間美容法が伝えられてきました。
お茶の最もポピュラーな使い方は飲むことですが、抗菌作用や口臭ケアの目的でガムやタブレットなどにも用いられています。
また、肌の引き締めや日焼けによるダメージを防ぐ目的で、化粧水、美容液、パックなどに配合されます。特に洗顔料や石鹸に配合されることで、余分な皮脂や汚れを落としつつ、肌をさっぱりと整える効果が期待されます。
ヘアケアの分野でも、頭皮の環境を整え、健康な髪を育むためにシャンプーやコンディショナーに配合されています。