【成分辞典】ユズエキス

ユズエキス (Yuzu Extract)

ユズエキス
植物名 ユズ(柚子)
学名 Citrus junos
科名 ミカン科
形態 常緑小高木
主な産地 日本(高知、徳島など)、中国、韓国
主な含有成分 グルコシルセラミド(ユズセラミド)、ビタミンC、ヘスペリジン、有機酸

特徴

日本を代表する和の柑橘、ユズ。日本では昔から、食用だけではなく、美容にも使われてきました。

最近の研究では、通称ユズセラミドと言われる成分が、乾燥による小じわを目立たなくし、外部刺激から肌を守ることがわかりました。また、柑橘類特有のビタミンCや、果皮に含まれるポリフェノールの一種「ヘスペリジン(ビタミンP)」が、乾燥してくすんだ肌に潤いを与え、みずみずしいツヤをもたらします。さらに、有機酸(クエン酸・リンゴ酸など)には、穏やかな角質柔軟作用があり、古い角質によるゴワつきやくすみをケアします。

歴史と文化

ユズの原産は中国の揚子江上流と言われ、日本へは奈良時代から平安時代にかけて伝来しました。当初は薬用として栽培され、その特有の香りが邪気を払うと信じられていました。

江戸時代には、「冬至にユズを入れたお風呂に入れば風邪を引かない」と、柚子湯の習慣ができました。ユズを浮かべたお湯に浸かることで体が温まり、冬の厳しい環境を乗り切ろうとした先人の知恵です。

ユズの種を焼酎に漬けて化粧水にするなど、民間療法としても活用されてきました。

また、韓国では古くから果皮ごと砂糖やはちみつに漬け込む「柚子茶(ユジャチャ)」として親しまれ、果汁だけでなく果皮の栄養も余すことなく食されています。

主な使用方法

スキンケア製品においては、化粧水や美容液に配合することで、乾燥しがちな肌に潤いを与え、ふっくらとしたなめらかさを保つ目的で使用されます。

ボディケアやバスアイテムとしての相性も抜群です。ユズの柑橘系のさわやかな香りは心をリフレッシュさせ、入浴効果を高めて芯から体を温めながら、肌を引き締めることができます。ヘアケアでは、頭皮と髪に潤いを与えることで、乾燥によるフケやかゆみを抑え、健やかな頭皮環境の維持に役立ちます。

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