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HAPPYさがしてヨーロッパ

特効薬をさがして

2016.02.24
writer:Fumi

バレンタインデーはいかがでしたか?クールなドイツの様子をお伝えした矢先、こんなものを発見して苦笑。『バレンタインハム今だけ大特価!』がチラシの一面を飾っていた。チョコレートはさておき、ビールとハムで乾杯か。ロマンチックにもお国柄が出るようだ。

ドイツの風邪予防

さて、季節は依然寒さが身にしみる2月。ヨーロッパでは日照時間が夏と冬で6、7時間も違い、午後3時に真っ暗になる時期は心底悲しく暗くなる。その上、天気もいたって悪い。日本晴れの空など別世界のお話だ。日照不足でうつ病になる人が多数というが、ヨーロッパ生活も15年が過ぎ、実感がわきそうになってきた。

2月は寒さのピーク、風邪、インフルエンザのウイルスの稼働期だ。日本の冬景色ともいえる、人々のマスク姿はヨーロッパ人には恐ろしく映るようで、何が起きているのだ、とよく心配される。こっちの人にマスクの習慣は全くない。レジの列に並んでいると四方八方から咳の矢が飛んでくる。この時期は外出そのものが命がけ。マスクがないのでウイルスは飛び放題。ということは、感染し、感染されまくりなのである。では、感染してしまったらどうするか。あらゆる抗生物質で治す人も少なくないが、ハーブの国ドイツの自然療法派はどうしているのか。

生姜湯を飲む

生姜を細く薄く刻んで、お湯を注いでレモンをたらし、たっぷりハチミツを入れて飲む。 これはおいしい。

ハーブティーを飲む

タイムやセージなどのフレッシュなハーブを摘んできて(お庭やキッチンの窓辺で育てている人が多い)コップに入れ、熱いお湯を注いでハーブティーとして飲む。

タマネギシロップを飲む

これはびっくりした。みじん切りにした玉ねぎを水とハチミツで漬け込む。こちらは咳に効果てきめんだそうだが、レシピを読んだだけで咳き込んでしまった。

カブのエキスを飲む

ここまでくれば上級者。冬に出回る黒カブをくりぬいてブラウンシュガーとハチミツを詰め、滴り落ちるシロップを咳止めにしていただこう、というものだ。詳しいレシピに興味を持たれたら、私にメールをいただきたい。

せっかく暗く長い冬の夜を利用してひたすら寝ているのもいい。病気であることを楽しんだ者勝ち。楽しみすぎて、ああ、もう元気になっちゃった!というくらいが幸せなんだろう。

Fumi

writer:Fumi

ドイツ在住、Gourmieオーナー。10代の頃から、フランス、スイス、ドイツ、オーストリアなどヨーロッパ各地に住み、遊学。現在はベルリンを拠点に、ウィーンでスイーツやケーキ、デリなどのメニュー開発及びケータリングに携わる。趣味は、読書、美術鑑賞、食べること。

HP:Gourmie / Instagram: gourmiefumi

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