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心も身体もリラックス!自宅でお灸
writer:AYAMI
何年か前からお灸にハマっている。最初は冷え症対策に、と思って始めたのだが、夜寝る前の入眠儀式に、疲れた時のリラックスにと、とにかく色々な場面でお灸を楽しんでいる。『ケア』の域を超えてもはや『一服』の領域。
最初は『アロマ灸』という、お灸の芯にお香が入っていて、お灸を据えながら良い香りを嗅ぐことができるものを好んでいたのだが、だんだんそれでは刺激が足りなくなってきてしまった。最近は、『ニンニク灸』という血行を良くして肩こりなどをほぐしてくれる、アロマの香りからは程遠いお灸を好むようになった。アロマ灸のジワジワという温かさでは物足りず、ニンニク灸のビリビリする熱さが刺激的でとても良い。
親指と人差指の間を辿っていくと骨と骨がぶつかるところがある。ここが合谷(ごうこく)と呼ばれるツボ。どうやら『万能のツボ』らしい。『万能』なんて言葉を聞くと少し怪しんでしまうが、万能の病に効く効かないはともかく、ここにお灸を据えると直下にある神経のようなものがビクビクしてくる。私の経験上、疲れている程ビクビクが強く、この神経の鼓動を聞きながら「今日もお疲れ様」と自分を労わるのが日課になっている。
お灸に万能の効果があるかは疑問だが、こうして身体をリラックスさせて、自律神経を整えてくれるのだと思う。お灸をしている数分間は、携帯やテレビから離れて、自分の身体に集中してじっとビクビクを感じている。まるで瞑想しているかのように雑念も追い払われる。現代人には必要な時間かもしれない。
身体が軽くなって心もすっきりとするお灸。ただし同居人がいる人は、煙やニンニクの香りに心が掻き乱されるそうなので、換気を忘れずに。
せんねん灸 アロマきゅう
はじめてのお灸moxa 4つの香り
せんねん灸オフ にんにくきゅう 近江
writer:AYAMI
アロマティシアのオーナー。「香りと暮らし研究家」として活動。2011年より「アロマティシア」を立ち上げ、香りや自然を取り入れた暮らし方について伝える講座や活動をしている。趣味はキャンプで、週末は森の中で過ごすことが多い。