愛用品カタログ
シルクのマスク
writer:AYAMI
今年も花粉が飛び始めた。ひどい花粉症なのに、今までマスクをするのが好きではなかった。息苦しい、顔にまとわりつく、お化粧が崩れる、肌が荒れる…。嫌な理由ならいくらでも挙げることができる。そんな私でも苦にならないマスクを発見した。シルクのマスクだ。
布製のマスクといえば、給食当番を思い出す。あの木綿のマスクは、ガーゼを何枚も重ねているため息苦しく、呼気で湿った感じがしたのを覚えているだろうか。マスクをはずすと、その日の当番の男子のうち1人は必ずと言っていいほど鼻水が垂れていたものだ。汗と鼻水の給食当番。そんな勲章はオトナになった今は必要ない。
高機能なシルクのマスク
シルクのマスクは、通気性があるため、普段と同じように呼吸ができる。また、吸湿性があり表面がさらさらしているので、呼気で湿気てしまうことも、鼻水が垂れることもない。また、シルクは人間の皮膚に近い成分でできているので、お肌にも優しく静電気も起きにくい。肌の摩擦に弱い方にもおすすめだ。さらにシルクには殺菌効果があるので、マスクを衛生的に保つことができる。保温性や紫外線を吸収する性質もあることから、美肌にも強い味方だ。
シルクというとお手入れが難しいイメージだが、前述のように殺菌作用があるため、基本的に水洗いで良い。化粧をしている私は、洗濯洗剤で押し洗いをして日陰に干しておく。
そもそもシルクは蚕(かいこ)を覆う繭(まゆ)なので、いわば家のようなもの。通気性があり、温かく、衛生的で、心地が良いのは当然だ。私たちの顔も半分、蚕の家に入れていただこうではないか。今年の春は、快適なマスクライフが待っているはずだ。
cocoonfit シルク おやすみマスク
1,800円(税別)
writer:AYAMI
アロマティシアのオーナー。「香りと暮らし研究家」として活動。2011年より「アロマティシア」を立ち上げ、香りや自然を取り入れた暮らし方について伝える講座や活動をしている。趣味はキャンプで、週末は森の中で過ごすことが多い。