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おとなの可愛げキモノ帖

着やせを叶える!浴衣着付けのポイント

2016.07.08
writer:半澤リカ

浴衣2016

今年も浴衣をまとってお出かけする方を目にする季節になりました。今年の浴衣は、色は白や寒色系で爽やかなもの、柄はボタニカルやマリンが注目のようです。

さて、先日は恵比寿のヘアサロン『SABO fantasic hair salon』にて浴衣のスタイリングを担当させていただきました。浴衣を美容院などで着せてもらう方も、自分で着付ける方もキレイにみせるポイントがわかっているだけで一目瞭然の差がつきます。今回は着やせを叶える浴衣着付けのポイントをお伝えします。

小顔と女性らしさを叶える襟周り

背の中心がずれていないか
左は浴衣の背縫いが背骨に沿って真ん中にきている

左と右の写真を比べてください。襟が抜けている左は後ろから見ても首が長く見え、背中が小さく見えます。また、背の中心がずれていないので、柄の出方が均等になり、不要なシワも防いでいます。大切なのは、浴衣をはおって着始める時。まず、浴衣の背縫いが背骨に沿って真ん中にきているかどうか、後ろ姿を鏡で見て確かめてみましょう。

こぶし1つ分の空間がとれているか
左は襟と首の間に空間が保たれている

襟の後ろ部分の抜き具合は着姿をスッキリみせるポイントです。目安はこぶし1つ分、自分の手をグーの形にしたくらいの大きさです。襟を抜いたら、浴衣の襟と首の間に、空間がとれているかを必ず確認しましょう。このこぶし1つ分の空間を侮るなかれ。左の写真は襟と首の間に空間が保たれているので、右よりも首が長く、女性らしさと小顔を叶えてくれます。

はだけすぎない
左は襟合わせが喉下のくぼみの位置で、はだけていない

襟の後ろ部分こぶし1つ分の空間は守りたい一方で、襟の前部分『襟合わせ』は、左の写真のように、はだけすぎないのがマナーです。右は、襟元がはだけすぎてだらしなく見えてしまいます。目安としては喉の下あたりのくぼみのところで左右の襟を合わせると品よくキレイに収まります。

足長&お腹周りスッキリを叶える!おはしょり

帯の下部分に出る、浴衣の折り返し部分を『おはしょり』といいます。この部分を平らにして長さを整えると、下半身がスッキリ見えます。

おはしょりが平ら
左はおはしょりが平らで人差し指1本分の長さ

おはしょりは、帯を結ぶ前に左の写真のように平らに整えましょう。右の写真のように平らでないと、下腹部あたりがモッサリ。だらしないだけでなく着太りしてしまいます。おはしょりの長さは自分の人差し指1本分(約7cmくらい)が好ましいと言われています。背の低い方は特に長く取りすぎないようにしましょう。おはしょりが好ましい長さだと、胴長にならないのでスタイルよく見えます。

◆インスタグラムでは、『襟元の抜き方』『おはしょりの整理の仕方』『帯結び』などを動画でご紹介していく予定です。ぜひチェックしてみてくださいね。
Instagram:rikahanzawa_kimono

スタイリング写真協力:
naoyuki hayashi(photo)
SABO fantasic hair salon (hairmake yukatawearing) HP / Facebook

writer:半澤 リカ

着物スタイリスト、たんす屋青山店ショップオーナー、伝統色彩士協会認定講師。青山学院大学在学中に着物のファッショナブルさに目覚める。その後、セレクトショップ勤務を経て、大手リサイクル着物会社に就職。あらゆる着物の仕入れ、販売、着付け、スタイリング、メンテナンスのアドバイスに10年携わる。日常のおしゃれの中に自分らしいきものを!がテーマ。趣味は、美味しいものを食べること。温泉。 

Instagram:rikahanzawa_kimono

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