| 植物名 | ミント(ハッカ、西洋ハッカなど) |
|---|---|
| 学名 | Mentha L. |
| 科名 | シソ科 |
| 形態 | 多年草 |
| 分類 | ハッカ属(メンタ属) |
| 主な含有成分 | メントール、カルボン、フラボノイド(ルテオリンなど)、タンニン、ロスマリン酸 |
ミントは、世界中に数百種類以上が存在すると言われるシソ科のハーブです。繁殖力が強いミントは交雑しやすく、それゆえに多種多様な品種が生まれました。特有の清涼感や甘い香りを持ち、古くから薬用や香料として人々の生活に深く根付いてきました。
一口に「ミント」と言っても、成分や香りの特徴によって大きく3つの系統に分けられます。
いずれのミントも、肌を引き締める収れん作用や、過剰な皮脂を抑える働きがあり、清潔な肌を保つために役立ちます。また、フラボノイドの一種である「ルテオリン」が含まれており、紫外線や乾燥などの環境ストレスから肌を守り、健やかな状態へ導く働きも期待されています。
ミントの歴史は古く、古代エジプトのピラミッドからも発見されているほか、古代ローマでは宴の際に食欲増進や気分転換のために用いられていました。
日本の「和ハッカ」は、高濃度のメントール(ハッカ脳・結晶)が採取できる品種として、明治から昭和初期にかけては、北海道・北見地方が天然メントールの原料供給地として世界シェアの7割を誇っていました。現在そのシェアは中国・インドに奪われてしまいましたが、湿布やガムで感じるスーッとする成分の多くは、この和ハッカによるものです。
ミントはお茶やお菓子だけではなく、私たちの身の回りの商品によく使われています。
スキンケアでは、肌のベタつきや毛穴の開きが気になる際のケアとして、洗顔料、化粧水、ボディローションなどに配合されます。また、ミントの冷感作用により、暑い季節や入浴後に爽やかな使用感をもたらすために、バスソルトなどにも配合されています。ヘアケアでは、頭皮の不快な蒸れやニオイを抑え、地肌をリフレッシュさせる目的で使用されます。また、優れた殺菌作用で口内の細菌を抑えるため、食後のハーブティーや歯磨き粉などに利用されています。
清涼感のある香りは、気分をリセットしたい時や集中力を高めたい時に最適で、アロマテラピーでもよく使われています。ミントの香りは蚊やダニなどが嫌うため、天然の防虫剤として、アウトドアや網戸スプレーなどにも重宝されています。